新年あけましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また旧年中は、当協会の事業に、ご支援ご協力、ご参加くださいまして、厚く御礼申し上げます。

 昨年2024年は、元日の能登半島地震に続き9月の豪雨災害と、能登半島に集中して自然災害がありました。近年は、常に日本列島のどこかで甚大な自然災害が起きているように思います。

 また、円安を伴う急激な物価高は、私たちの生活に大きな影響を与えています。
 私たちの業務の身近なところで言えば、今年8月に、高額療養費の上限額が引き上げられるという方針が厚生労働省から発表されています。さらに来年は、年収区分を細分化し、さらに引き上げられるようです。このように、所得が上がらない中で公租公課が上昇するということは、すべての国民の生活に大きな影響を及ぼします。

 このような社会の変化に合わせ、私たちソーシャルワーカーは、クライエントのを生活を身近で見聞きし、その人らしい生き方の適切な支援を行なうとともに、クライエントの生活しづらさ、生きづらさを代弁しソーシャルアクションを起こしていく必要があります。これまで以上にソーシャルワーカーの視点、専門性が問われる年になることは間違いないでしょう。

 当協会としては、私たちが関わるクライエントのQOLの向上のために、会員の皆様の声を代弁し、専門性や技術の向上を図るための事業を行なっていきます。また、地域住民の皆様や関係機関の皆様ととも、より良い地域社会をつくっていくための事業を展開し、今より一歩前進した社会を構築に寄与してまいります。

 新しい年が皆様にとってより良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
 本年も宜しくお願い申し上げます。

2025年1月1日
会長 浅野慎治