新年あけましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。また旧年中は、当協会の事業に、ご支援ご協力、ご参加くださいまして、厚く御礼申し上げます。
 昨年は、盛況だった大阪・関西万博や、我が国初の女性総理大臣が誕生するなどエキサイティングな出来事がありましたが、12月の青森県東方沖の地震、11月の大分市の火災などの災害、そして各地で出没した熊による被害など、人身被害を伴う出来事も多くありました。そして、私たちの日々の暮らしのなかでは、数年来続いている物価高は落ち着く気配がなく、大きな影響を及ぼしています。
 社会保障制度では、2025年8月に高額療養費の上限額が引き上げられる方針が、患者団体等の抗議により中止になりました。しかし、2025年12月に、また新たな引き上げ方針が厚生労働省から発表されています。前回の案に比べ、多数該当の上限額を据え置いたり、年間上限額を設けるなどの違いはありますが、これまで通り高額療養費制度がセーフティネットの役割を果たせるのか、医療ソーシャルワーカーとしては注視していく必要があります。
 また昨年は、身寄りのない高齢者等への対応を制度化する方向で、厚生労働省が動き始めました。当協会でも2025年度の市民公開講座で取り上げた喫緊の課題ですので、引き続き協会としても、現状の調査や支援方法の検討をしていきたいと思います。
 2025年は、昭和100年、戦後80年など、なにかと節目の年でした。
 2026年は、さらに急激に進む少子高齢化と人口減少、労働力不足に直面し、次は「2040年問題」と言われています。私たちソーシャルワーカーの仕事は、AIに置き換えられにくい仕事だと言われていますが、ICTやAIによる省力化を図りながらも、これまでと同様、人と人との関わりを大切に、その人らしい生き方を支援していく必要があります。24年ぶりに改定される、医療ソーシャルワーカー業務指針とともに未来に向けて変化していく年となるのではないかと思います。
 当協会は今年も、クライエントのQOLの向上のために、会員の皆様の声を代弁し、専門性や技術の向上を図るための事業を行なっていきます。また、地域住民の皆様や関係機関の皆様とともに、より良い地域社会をつくっていくためのソーシャルアクションを行なってまいります。
 新しい年が皆様にとってより良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
 本年も宜しくお願い申し上げます。

2026年1月1日
会長 浅野慎治