会長挨拶

令和3年6月27日に開催されました定時社員総会をもちまして、(一般社団法人)千葉県医療ソーシャルワーカー協会の会長に就任することとなりました、浅野慎治です。

当協会は、昭和35年(1960年)7月に創設されてから60年以上が経過しました。

還暦を迎えた当協会に思いを馳せますと、協会の創設、医療機関でのソーシャルワーカーの定着、一般社団法人化によるさらなる公共化と他団体との連携など、その時々の課題に尽力された諸先輩が、私たちを導き、現在の保健医療分野のソーシャルワーカーと当協会のあり方を築きあげてこられましたことに、深い敬意を表したいと思います。

翻って、現在の社会状況を鑑みますと、少子高齢化、貧困と経済的格差、様々な差別などへの支援について、保健医療分野のソーシャルワーカーに求められる役割は多岐にわたっています。また、保健医療分野の関連他職種だけでなく、司法、行政など、連携を深める必要のある分野も拡がり、協会活動のさらなる発展、および次世代につなげる役割が、現在の当協会に求められていると思います。微力ではありますが、協会運営に尽力してまいりたいと思います。

当協会が、皆様にとって働きやすく、ソーシャルワーカーとしてさらなる成長ができることに役立ち、結果として、千葉県の医療福祉の発展に寄与することを目標にしておりますが、そのためには、会員の皆様おひとりおひとりのお力が何よりも必要ですので、引き続き協会活動へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

会長 浅野慎治(成田赤十字病院)